| 「…」 |
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| 「あら、らんま君。いらっしゃい。」 |
| (以下、らんま→ら、 なびき→なで表記します。) |
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| ら「…・。」 |
な「何よ、いきなり黙り込んで。前にも言ったでしょ?ここは相談室なんだから、相談してもらわないと話すすまないで
しょうが?」 |
| ら「てめえッ九能や五寸釘に妙な写真売りつけただろ!!」 |
(らんまそういって、なびきの前に写真を並べる。写真には、あかねのスカートが風ふわりとあがり、膝くらいまで足が
見えている姿が何枚も映っている) |
な「妙な写真?全然変じゃないわよ。
これも言わば、あかねの高校生活のメモリーの一部じゃない。」 |
| ら「どこがメモリーだッ!だいたいあんな色気の無い女の写真欲しがるなんて、あいつらもどうかしてるぜ(ぶつぶつ)」 |
な「色気があるかないかは写真の買い手が決めることよ。らんま君がそう思ってなくても、九能ちゃん達はそうおもって
るんだし。
…あら?どうしてかしら、こんなところにこの写真を売りつけた顧客リストが…」 |
| (なびき、そういってわざとらしくバサバサッとファイルを広げる。) |
| ら「それ、よこせっ」 |
| な「手に入れてどうする気?」 |
| ら「決まってんだろ!ひとりひとりからその写真を回収すんだよッ」 |
| (らんま、そういってなびきからファイルをとろうとするが、なびき、さっと身をかわす) |
な「そんな理由じゃ渡せないわ。いい?私はカウンセラーとは別に商売人の顔も持ってるのよ?
私にも商売人としてのプライドが…」 |
| ら「…三千円」 |
| な「あら、悪いわね」(が、なびきお金を見せられるところっと態度を変える) |
| ら「何が商売人のプライドだ…」(らんま、しぶしぶとお金を渡す。なびき、それをさっととってから、) |
な「らんま君がそんなにまでして欲しいっていうから、仕方なくその気持ちの金額を受け取る代わりに泣
く泣く譲ってあげるのよ。」 |
| ら「譲ったんと思うんなら、金返せよ。それより、他のリストはねえだろうな」 |
| な「ないわよ」 |
| ら「…たく。」(らんま、その言葉を信じてリストを抱えたまま部屋を出ようとするが) |
| な「ないに決まってるじゃない…あら?こんなところにリストのコピーが…」 |
| (なびき、そういってわざとらしく首をかしげている。らんま、ドアのところから慌てて戻ってきて、) |
| ら「あるじゃねえかっ。他のリスト、あるじゃねーかッ」 |
| な「あら。他のリストじゃないわ。同じリストのコピーよ。」 |
| ら「どっちでもいーわッ」 |
| な「ほら、盗難とかにも備えて常に紙は複製しておく。あたしってきっと心配性なのね」 |
| ら「いくらだッ」 |
| な「だからさっきから言ってるでしょ。私は商売人。私にもクライアントを守る義務が…」 |
| ら「…三千五百円」 |
| な「義務はあるけど、らんま君があかねを思う気持ちにあたしも撃たれたわ。」 |
| (なびき、そう言って再びらんまからお金を受け取る。) |
| ら「何て白々しい…」(らんまがワナワナ震えていると、) |
な「仕方ないから、そのらんまくんの気持ちをお金にかえたその志、泣く泣く受け取って
あげる。」 |
| (なびき、悪びれもせずそういってにっこりと微笑む) |
| ら「だからそう思うんだったら金返せよ…」 |
| (らんま、げっそりとため息をつき、リストとリストのコピーを抱いて再び入り口へ向う) |
| ら「おいッ」 |
| な「何よ?」 |
| ら「コピーした紙、ほんとにもう隠してねえな!?」 |
| な「ないってば。」 |
| ら「ッ…」 |
| (らんま、ようやくなびきを信じ、部屋から出て行く) |

…ったく、あんなにヤキモチ焼きじゃ、あかねも大変ね。
でもね、らんま君。
コピーっていうのはね、何も紙だけに複写する事だけがコピーじゃないのよ。
便利になったこの時代、
電子媒体だって簡単にリストを保存出来る事もよく知っておいたほうがいいかもね
うふふ…フロッピーディスクにはご用心。
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