| 「失礼します…」 |
|
| 「あら、乱馬君。いらっしゃい。」 |
| (以下、乱馬→ら、 なびき→なで表記します。) |
|
| ら「…・。」 |
| な「何よ、いきなり黙り込んで。相談室なんだから、相談してもらわないと話すすまないでしょうが?」 |
| ら「…ほんっとに、無料なんだろうな!?」 |
| な「ええ。表の看板に書いてあったでしょ?あたしからのアドバイス料は、その人の気持ちに任せてるの。(満面の 笑み)。お金なんか強引にとるわけ無いじゃない?さ、何でもおっしゃい。将来の義弟よ。」 |
| ら「…あのよ。その…こないだ俺の誕生日だったんだけど…」(そういって、何故か赤面) |
| な「あら、おめでと。それで?」 |
| ら「その…あかねからもプレゼントもらって…で、そのお礼に…その…」 |
| な「あんたねー、男なんだからしゃきっとしなさいよ。お礼に、何?」 |
| ら「こ、今度デートに誘おうと思ってんだけどよ!ど、ど、何処がいいかなと思って…」(ぼそぼそと呟く) |
| な「そんなの、あかねに聞けばいいじゃない。わざわざあたしに聞かなくたって。」 |
| ら「そ、それが…こないだからどうも、あかねと顔合わすとその…いろいろと…」(更に赤面) |
| な「(ふふ、いっちょまえに照れてやんの。)あ、そう。それじゃ無難にディ○ニー○ンドにでもしといたら?」 |
| ら「あかね、喜ぶのか?」 |
| な「バカねえ。あかねは、あんたと一緒だったら何処だって喜ぶわよ。その辺の土手だろうが、道場だろうが。」 |
| ら「そ、そうなのか?」 |
| な「そうよ。それに、お金ないんだからそんな遠出しなくても、もういっそのことあかねの部屋でずーっと一緒にいた ら?どうせ何処いってもする事一緒なんだし…」 |
| ら「な、何いってやがる!お、俺達は別に…」 |
| な「あら、そうなの?あたしはてっきり二人はもう…あら?」(乱馬の話を全く聞かず、パラパラと机の上の本をめく |
| っていたが、なぜかふとその手を止めて、一枚の写真を取り出す。) |
| 何かしら、この写真?」(そういってわざとらしく乱馬の前に写真を置く。) |
| ら「でえ!?(慌ててその写真をなびきから奪い取る。)こ、これ、俺の誕生日の夜の写真じゃねえか!!! |
| てめえ、また性懲りもなく覗いてやがったな!?」 |
| な「あらあ?何のことかしら。私はただ、乱馬君とあかねの楽しそうな姿がたまたまそこにあったから、美しい青春 のメモリーを刻んでおこうとしてついついシャッターを切っただけよ。」 |
| ら「なーにがたまたまだ!どう考えてもこのアングル、当たりをつけてカメラを仕掛けたとしか思えねえアング ルじゃねえか!!!…だいたいなあ、こんな写真をとられてることをあかねに知られると、あいつは警戒しちまっ て、余計にガードが固くなって(ぶつぶつぶつ…)」 |
| な「へえ、そうなの。それじゃあ、あたしが撮影してあげた乱馬君とあかねのメモリーをあかねに見せてあげる事は 出来ないんだ?せっかく見せてあげようと思って…ほら。」(そういって、その写真を加工したパネルのような ものを見せる) |
| ら「な、な、何作ってんだてめえは!!!」 |
| な「ほら、折角の記念だし。あかねに見せてあげたかったなあ…(チラっと乱馬のほうを見る。)」 |