天道なびきお悩み相談室
| あーら、皆さんこんにちは。 |
| 私はこの相談室のカウンセラー、天道なびきよ。よろしくね。 |
| この相談室には、人生に迷った可哀相な人たちがアドバイスを求めて手紙をくれたりやってきたりするのよ。 |
あたしからのアドバイス料は…そうね、その人の感謝の気持ちに任せているの。強制してお金は取るつもり
ないのよ。 |
| そう、決して相談が終わった後、払った料金が少ないからといって、隠し撮りした写真や焼き増しした恥ずかしいラブレターなんかをちらつかせてお金をきっちり取るなんて事はないから安心してね。 |
| でも、何でかわからないけど皆、充分過ぎるほどお金を置いていってくれるのよね。不思議だわ。 |

あら?今日も誰か、道に迷ったカモ…いえ、子羊がやってきたみたい。
あら、なんだか妙な叫び声が… |
(ドドド…と廊下を走る音、そして、)
「きーッ!待ちなさい、悪い子ーッ…こなったら!!」
(一息置いて、)
「八宝五円殺ーッ!!!」
(直後、男子生徒の悲鳴が聞こえ…静かになる)
あら、静かになった。
(なびきがそう呟いた直後、部屋の扉が開く)
「ふいー、悪い子をお仕置きするのも大変ね。なんだか喉が渇いちゃった。」
(そういって、一人の女子…が入ってくる。)

なびき「あら、二ノ宮先生じゃない。」
ひな子「あれー?あなたは確か、良いこの天道さんの…」
なびき「優しい姉の、なびきよ。」
ひな子「なびきちゃん。何してるのー?こんなところで…」
(ひな子、そういいながら相談室内の冷蔵庫を勝手に漁ってジュースを取り出し飲み始める。)
なびき「ここは、悩みとか相談のある人が私にそれを打ち明けて一緒に解決していくすばらしお部屋なのよ。
そうだ、先生なんか悩みないの?あたしが相談に乗ってあげるわ。」
(なびき、この上ないくらい怪しい笑顔でひな子に微笑む。)
ひな子「悩み…」
(ひな子、ジュースを一気に飲み干して)
ひな子「あ!じゃあ先生の恋の悩みを相談しちゃおうかなッ」
(そう言ってニコニコとなびきの前に腰掛ける。)
(ここからは相談者のプライバシー…というか名誉の為に、音声のみでお楽しみください)
以下、なびき→な、ひな子→ひ、と表記します。
な「恋の悩み?」
ひ「ええッ。先生はこれでも大人の女性よッ。」
な「大人、ね。大人がオレンジジュースを洋服にボタボタとこぼしながら飲むかしら…。」
(なびきがやれやれ、とため息をついていると)
ひ「なびきちゃん。」
な「何かしら。」
ひ「新しいお母さん、欲しくない?」
な「別に。」(即答)
ひ「わーんッ娘の意地悪ーッ」
(なびきのあまりのそっけなさに、ひな子、足をバタバタとさせる。)
な「娘?…先生、もしかして、まだうちのお父さんの事諦めてないわけ?」
ひ「諦めるもんですかッ。私の心はいつでもも早雲様のものなんですッ」
な「あのねえ…。」
ひ「そうだ、なびきちゃんッ。
あたしはどうしたら新しいお母さんとして意地悪な娘達に認めてもらえるの!?」
な「意地悪な娘え??…・」
(なびき、目をキラキラさせて自分を見ているひな子にフッ…とため息をついてみせると、)
な「そうね、あたしが小学生の時になくなったお母さんは…」
ひ「お母さんは!?」
な「とても優しい人だったわ。そう、望んだ時にお小遣いはいつもくれて…」
(なびき、そう言って手を差し出す。)
ひ「お小遣いねッ」
(ひな子、お財布の中から3000円を取り出してなびきに手渡す。)
な「それにお母さんは…」
ひ「お母さんは!?」
な「いつでもにこやかに写真を撮らせてくれたわ。」
ひ「写真ね!?」
(ひな子、なびきの前でポーズをつけたりしているが、)
な「あ、先生。アダルトチェンジしてください。はい、あの水槽から闘気吸い取って。」
(なびき、部屋の隅に設置している”闘魚”の水槽を指差して五円玉をひなこに手渡す。)
ひ「はーい。」
(ひな子、素直にアダルトチェンジしてなびきに数枚写真を撮らせる。)
な「そして、最後なんだけど。」
ひ「何!?何でも言いなさいッ」
な「お母さんは…とってもお料理が上手だったわ。先生、お料理苦手よね?たしか。(あかね並に)
お父さん、おかあさんのお料理好きだったから…。」
ひ「う…。」
(ひな子、なびきのその言葉にガックリとうなだれる。なびき、そんなひな子の前にわざとらしくファイルをバサバサ…
と落としてみせる)
な「あら?
こんな所に、”これ1冊あれば完全マスター!天道家母の味”著:天道なびき
の宣伝広告が…」
ひ「え!?」
(ひな子、その広告を慌てて床から拾い上げる。)
ひ「なびきちゃん、本なんて出してるの!?」
な「自費出版だけど。とりあえず出版してまだ2日だけど、1冊売れてるわ。」
ひ「2日で1冊!?すごい!ね、ね、これを読めば私も早雲様好みの味を出す事が出来るかな!?」
な「最後は努力次第だと思うけど。」
ひ「買うわッおいくら!?」
な「2000円。」
ひ「えー…高くない?だってこれ、何かホッチキスで止まってるだけだし10ページくらいしか
ないみたいだし、それに何か空きページが異様に多く…」
な「自費出版だから。
それに、お母さんだったらあたしが困ってるときは渋らずにすぐお金を…」
ひ「わ、わかったわッ払う、払うわよー。」
(ひな子、そう言って財布の中から2000円を取り出す。)
な「毎度。じゃ、本は明日にでも先生のうちに宅急便で送るから。」
ひ「きっとよ?じゃー、本が家に着いたら、早雲様のために料理の勉強しなくちゃッ!なびきちゃん、ありがとーッ」
(ひな子、なびきに自分の家の住所を書いた紙を渡して部屋から出て行く)

あーらら、行っちゃった。
先生、本当にうちのお父さんの事好きなのねえ。
でもね、先生。いくら娘を手なずけたって、当のお父さんがその気じゃなければしょうがないでしょ?
え?じゃあそれが分かってて何であんな風に色々と相談に乗ってやったかですって?
だってほら。先生が最初に言ってたでしょ?「意地悪な娘達」って。
言われたとおり、意地悪な娘ですから、私。
それにー…あの本。買ってくれたのはありがたいけど、1冊売れた、その1冊って…あかねが買っていったのよね。
結果は相変わらずだし?先生、血もにじむような努力をしないとあの本を読んでも成果は期待できないっぽいわ。
とりあえず先生にあの本を送ってあげるからまずはじっくり読んでみることねー。
もちろん、着払いでね。
さーて。売り物用のアダルトひな子先生の写真もいっぱい手に入ったし。
カルテを書いて、私もそろそろ帰ろうかしら♪
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本日のカルテ
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名前
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二ノ宮ひな子
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年齢
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?
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特徴
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闘気を吸い取るとアダルトチェンジ
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相談内容
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意中の中年男性の妻の座を射止めるには?
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| カウンセラーからのアドバイス |
天道家の母の味を記した本を手渡し、それで自己学習してもらう事に。
でもね、先生。
私はもちろん、あかねもかすみお姉ちゃんもお母さんはたった一人。
先生が割烹着を着て台所に立っても、
「給食当番」
ぐらいにしか見えないのよね。うふふ、マニアは喜びそうだけど。
まあ、10000円お小遣いをくれるのならば、駆け落ちのお手伝いくらいは
してあげてもいいかしらね。
ただし、あかねと、あかねに頼まれた乱馬君のガードを如何にかいくぐっていく
かまでは責任は持たないわ。
え?それじゃ無責任だろうって?
だーって。しょうがないじゃない。
どうせ私は「意地悪な娘」そのAなわけだしね。(いえ、決して根には持ってないけど)
先生?まずは誰を味方につけるか…考えるトコからはじめた方が、いいかもね。 |
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カウンセリング料金
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善意で3000円。自費出版本購入費用2000円。締めて計5000円。
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またのご来室をお待ちしているわ。それじゃ。
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