| 「失礼します…」 |
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| 「あら、あかね。いらっしゃい。」 |
| (以下、あかね→あ なびき→なで表記します。) |
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| あ「相談があるんだけど…」 |
| な「何よ?暗い顔して。誰か子供でも出来ちゃったわけ?」 |
| あ「な、何いってんのよ!!あたしと乱馬はそんな…」 |
| な「別に、あかねと乱馬くんの子供だ何て言ってないでしょ?それともなあに?心当たりでもあるわけ?」 |
| あ「そ、そうじゃなくて!実は来週、乱馬の誕生日なの。早乙女のおば様からこっそり教えてもらったんだけど。」 |
| な「で?」 |
| あ「それで…何をあげれば一番喜ぶのかなって。」 |
| な「そんなの、あんたが一番知ってるはずでしょうが。」 |
| あ「でも、一般的な男の子だったら、何が一番喜ぶのかなって…。お姉ちゃんなら詳しそうだし。」 |
| な「あ、そ。じゃあ、どっかのお店に言ってリボンでも買ってきなさいよ。」 |
| あ「リボン?男の子って、そんなものが欲しいの?」 |
| な「まさか。その買ってきたリボンを、自分の頭にでもつけときなさい。喜ぶわよ〜、乱馬君。間違いなし。」 |
| あ「な!何言ってるのよ!」(これ以上ないくらい顔が真っ赤) |
| な「…冗談よ。それじゃあ、そうね…あかねには特別にコレを、譲るわ。」(そういって、机の上に封筒をだす) |
| あ「何?コレ」 |
| な「こないだ、乱馬君が『欲しいなあ』って顔でジーっと見てたものを写真にとったの。 |
| この写真に写っているものが、乱馬君は欲しくて欲しくて仕方ないみたいよ?」 |
| あ「くれるの?!」 |
| な「譲る、って言ったでしょ。ハイ。」(そういって、あかねの前に右手の平を差し出す。) |
| あ「…何よ。」 |
| な「あかねの気持ちが、欲しいわ。」 |
| あ「…。」(そういって、しぶしぶ1000円札を出す。) |
| な「そう…あかねが乱馬君の欲しがってるものを知りたいって言う気持ちは1000円分なのね。よーく分かったわ。」 |
| あ「…。」(さらにしぶしぶと2000円札を出す。) |
| な「まいどあり!さ、その封筒は、後でお部屋でじっくり見てみなさい。それをあげたら、乱馬君、喜ぶはずよ。」 |
| あ「絶対喜ぶんでしょうね?」 |
| な「保証するわ。」 |
| あ「…。」(そういって、封筒を大事に抱えて部屋を出て行くあかね) |