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少女達の密談

「ねえ、あかねはどっち?」
珍しく天道家に遊びに来たさゆりが、あかねの部屋でそんなことをあかねに尋ねていた。
そんなあかねに、
「乱馬、これあかねちゃんの所に持っていってあげて」
「何で俺が・・・」
「いいじゃないの。それに遊びに来てくれた子も、クラスメートなんでしょ?乱馬のお友達でもあるじゃないの」
と、
お袋にお茶を持っていくように言われた俺が、しぶしぶと部屋の前に来た時。偶然その会話が耳に入ったのだ。
それにしても、


・・・どっちって、なにがどっちなんだ?


主語もへったくれもないその会話に、俺が部屋の外でお茶を持ったままドアに聞き耳を立てていると、
「あたし?あたしは・・・後ろからされるほうがいい」
何と、俺の可愛いあかねはなんとも大胆な発言をさらりと言ってのけた。
更に、
「だって・・・後ろから強くされるほうが、何か気持ちが身体中にも伝わるって言うか・・・すごくされてる気になるの」
「あー、それ分かる!でもあたし、正面からされるのも好きだなあ・・・何かね、守られているような気がして」
「あ、あたしもそれ分かる!」
と、どんどんとその話の内容を掘り下げて話していく。
「ああああ・・・」
俺は、ドア越しに聞こえるその会話に、見る見るうちに顔を真っ赤にさせていく。
そして、フラフラと廊下を下がり、
「ちょっと乱馬、あなたどうしてそのお茶を置いてこないの・・・って、こら!どこに行くの!?」
再び台所に戻り、持って言ったはずのお茶をお袋に手渡した。
俺はそのまま道場へと進み、中に入ると鍵をかけて中央に座り込んだ。
だが、真っ赤のままの顔と、頭の中は先ほどのあかねの声でめ一杯だ。


俺の可愛いあかねが、あんなにも大胆な事を言う。
後ろからされるほうがいいと。しかも後ろから強く。更に「されている気」になると。「・・・」
・・・それって、アレのことだよな?
俺はそれ以外に思いつかねえ。いやもう思いつくというかそれ以外に考える余裕がない。
後ろからって言うと、その・・・
「・・・」
頭の中ではそのシチュエーションがくっきりはっきりと思い浮かび、俺は更に顔を赤くして身を縮めこむ。
・・・ああ、もうあかねの奴。
あんな可愛い顔をして、そんな大胆な!
最近の女子高生はかなり大胆だと聞いてはいたが、俺のあかねもその一人だったのか!
あかねの奴。
実は、後ろからされるのが好きだったのか。
しかもその方が身体中に!からだじ・・・
「・・・」
・・・いかん、考えていたら頭がクラクラとしてきた。
俺は、何故か肩で息をしながら床に手を突く。
頭の中では、その時のあかねの姿が思いっきりリアルに、しかも音声付でリプレイされている。
おかげで自然に、息が上がってきた。
きっと、
何も知らない人が今この場にやってきたというのなら、きっと俺の事をただの変質者だと思うに違いない。
でも、変質者でも何でも、あかねが「好き」な体勢、というか体位を知ってしまったからには俺はただ、それをたくさんしてやる以外に他ならないのだ。
「・・・」
ああ、さゆりの奴早く帰らねえかなあ。
そしたら俺・・・
「・・・」
俺は、落ち着きなくそわそわと道場内を歩き回ったり、家の中を妙に軽やかな歩調で歩いたりと世話しなく動き回りはじめた。

 


勿論、そんな俺の奇妙な行動のことなど何も知らないあかねは、
「・・・男の子って、結局どっちが好きなんだろうな」
「え?あー、前から抱きしめるか後ろから抱きしめるかってこと?」
「そう」
「そうねえ、後ろからと、多そうだよねー・・・守りたいー、みたいな。乱馬くんはどうなのよ」
「・・・あいつは、前からでも後ろからでも油断していたらどこからでもだわ」
「あはは、獣みたいだねー」
「獣そのものよ」
と、
結局はお袋が運んだらしいお茶を飲みながらそんなことをさゆりと話していた。
当然のごとく、さゆりが帰った後の俺とあかはというと・・・また別のお話で。


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