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あたしは乱馬の腕って好きだ。
しっかりと筋肉はついてるけど、ものすごい太いってわけでもなく。
いわゆる、「よく引き締まっている」ってやつだ。
それに、あたしにしてみたら、丁度つかみやすい高さ・位置にそれはあって。
ただ、他の女の子がキャーキャー言いながら乱馬の腕を掴むのだけは、ちょっと釈然としないけど。
それでもあたしは、乱馬の腕が結構好き。

 

「ねえ、あたし、乱馬の腕って結構好きなんだ」
…ある晩。あたしは、隣で寝ている乱馬に唐突に言ってみた。
「はあ?なんだよ、急に」
「別に。ただなんとなく」
あたしはそういいながら、以前に教室でクラスの女の子達が話していたことを思い出していた。

『彼に腕枕をして欲しいっていったら、疲れるから嫌だって言うのよ』
『ひっどーい!』
『そりゃあ、重いかもしれないけど、たまにはいいじゃない、ねえ?』

「ねえ、腕枕って疲れるの?」
「はあ?…だから、さっきから何なんだよ?」
「そーゆー話を聞いたんだもん。ねえ、疲れるの?」
あたしが必死の形相で聞くと、乱馬はちょっとため息をついて、
「そりゃあ、ずっと同じ姿勢でいるんだし、頭がずっとそこに乗ってりゃあ、腕もしびれて疲れるさ」
「そうなんだ…」
乱馬のその言葉に、あたしはちょっと黙ってしまう。
こんな事を言われたら、「腕枕してよ」なんて、ちょっといいづらい。
クラスメイト達が言ってたことがちょっと気になってたから、腕枕ってどんな感じなんだろう?なんて思ってたけど。
これじゃ切り出しにくくなっちゃった。
あたしがそんなことを思って黙ってると、それでも、乱馬はそんなあたしの言いたいことが分かっったのか、
「でも…俺みたいにいつも鍛えてる奴はそう簡単には疲れないとは思うけどな」
そういって、「ホレ」と、あたしの頭の後ろにゴチと腕を当てた。
「いいの?」
「仕方ねえからな」
「えへへ…」
あたしは、遠慮なく頭の後ろに入り込んだ腕に、チョコンと頭を乗せる。


……?

でも、頭の位置が安定しないというか、ちょっと落ち着かない。
「何、ちょこまかと動いてんだよ」
あたしの髪の毛が腕に当たってくすぐったいのか、乱馬があたしを開いてる方の手で動かないように捕まえる。
「…安定しない」
あたしがボソッと言うと、
「わがままな奴」
乱馬はちょっと呆れ顔だった。でも、
「その内慣れるだろ」
そういって、あたしを捕まえたまま、目を閉じてしまった。
「慣れるかなあ…」
かなり、不安定で頭が動いちゃうんですけど?肩、凝りそうな予感もするし。
まあ、でも。
クラスの女の子達が話してたように、たまにはいいかな、なんて。
頭は安定しないけど、(ここはこだわる)大好きな乱馬の「腕」に枕してもらってるってのは、そんな悪い気分でもない。
「あたし…乱馬の腕って好きよ」
あたしは、あたしに腕枕をしてくれたまま寝ている乱馬の寝顔にそっと呟いて、目を閉じた。



「…好きなのは、俺の腕だけか?」
…もちろん、そんなあたしは。
あたしが寝てしまった後に、あたしの寝顔に乱馬がそう呟き、優しく額にキスしてくれたことなんて、全く知るよしもなかった。


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