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where?

「こっち、こっち」
久しぶりに二人で散歩をしている最中、乱馬が急に道から反れて、なにやら小さな神社へとあたしを連れていった。
少し寂れて、あまりご利益があるとは思えないと言うか、むしろ神様も不在?と思ってしまうような感じのそこは、境内の社の裏手に至っては人気が無いにも程がある。
この寒い時期、日もあたらず人気も無いこの場所に、この男は一体何のようなのか?
「ねえ、どうしたの」
程なくして。
乱馬が妙にきょろきょろ、そわそわしながら立ち止まったので、あたしは乱馬の手から離れ社裏手の階段に腰掛けながらそう尋ねた。
すると、
「さ」
乱馬は、妙にニコニコしながらあたしの隣に座り、ぽんぽん、と自分の腿を叩く。どうやら、ここに座れといっているらしい。
「・・・」
まあ、人気も無いしこれくらいならいいかなあ?
あたしがそんな事を思いながら場所を乱馬の腿の上へと移動すると、乱馬は「待ってました」とばかりにあたしの身体へ手を回し、顔を近づけてきた。
あっという間に奪われた唇はこの寒さで最初は冷たかったけれど、何度も重ねるうちに温度が増す。
次第に吸い寄せられるようにお互いの唇を夢中で重ねるあたし達。
でも・・・
「乱馬・・・」
・・・ここ、外だから。
少し唇が離れた瞬間、あたしは少し気になった事を乱馬に宣言してみた。
そう、こうやって彼とキスをするのは構わないけど、ここ、外だからなあ。
しかも、神社・・・なんてバチ当たりなカップルか。
あたしがそんな事を思っていると、
「じゃあ、どこならいいの?」
・・・まるで、駄々っ子だ。乱馬はそんな事を言いながら再びあたしに唇を近づける。
しかも、片手をスルリ、と着ているコートを掻い潜りその下のカットソーの下へと潜り込ませたりして。
「だっ・・・ダメだってば!ここ、外だから、誰か来たら・・・」
「こねえよ、調べたから」
「し、調べたって何よっ。それに寒いし・・・」
「必要最低限脱ぐだけで寒く無いように配慮するからなっカイロ、持ってきた」
乱馬はそういって、あたしに「ホッカイロ」を数個手渡してきた。微妙にあったかい所を見ると、あたしと手を繋いでい無い方の手で必死に暖めていたと思われる。
「あ、あんたって人は・・・」
・・・カイロまでこんな風に用意しているって事は、本当にこのオオカミ少年、事前にこの場所をリサーチしていたらしい。
「・・・」
人気が無い薄暗い場所、あたしの身体は今、しっかりとそのオオカミ少年に捕獲されている。
勿論、この手から逃げる手段は、ない。
あたしはため息をつきつつ、あたしの首筋に顔をうずめている乱馬のお下げをグイッと引っ張ってやった。
乱馬は「いてて」と顔をしかめつつも、甘えたような表情で再びあたしの首筋に顔をうずめていた。

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