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成長記録

家族が誰もいない晴れた日の昼下がり、俺はぼんやりと縁側に座りそこから庭を眺めていた。
俺の目線の先には、鯉が自由に泳いでいる池、何となくちょうどいい感覚で置いてある岩たち、そして・・・あかねがどこからか貰ってきた鉢植えが、ぽつんとおいてある。
何の花かは分からない。
なんせ俺はそういうのに疎い。花といったらヒマワリとチューリップとバラ以外は殆ど一緒に見えるといっても過言ではない。
あかねが、「この花はね・・・」と説明をしていたような気もするけど、あかねの可愛い顔は記憶にあるが花の名前はすっかり俺の記憶から抜け落ちている。
そんな花だけど、あかねは毎日毎日水をやって、日当たりを日ごとに気にして場所を変えて。
時々栄養剤なんかを差し込んだりしているおかげか、貰ってきたときはまだ芽が出たばかりだったのに、今ではしっかりと立派な葉が茂っている。
植物は、日ごとに成長しているんだな・・・地球という星には、決して人間ばかりが住んでいるわけではない。緑は、俺たちが生きていくために無くてはならないものの一つだ。
そしてその緑は時として、大地だけではなく人の心も癒してくれる。
俺は、日に日に鮮やかな緑色の葉を茂らせる名も知らないその植物の姿に、何だか酷く癒されていた。
と。
「ん?」
そんな俺の目に、あかねが廊下を歩いていく姿が入った。
あかねは俺を無視してすたすたと歩いていくと、脱衣所へと入っていった。
洗濯籠を手にしていたので、もしかしたら脱衣所で洗濯でもするのかもしれない。
俺は、なんとなくあかねの後を追って脱衣所へ向かった。
でも、そのまま脱衣所に入らずにこっそりとドアのところからその姿を覗いてみた。
・・・相変わらず、可愛らしいあかね。
今日はレモンイエローのワンピースを身にまとっていた。
ちなみに、今日のあかねの下着の色は白。レース付の可愛いものを着用している。
そのことだけは、俺は知っていた。なぜならそれは、俺が今朝選んだからだ。
・・・
と、
うっかり頭の中でそのときのことを想像してしまった。思わず顔がふにゃ、と緩む。
誰かに見られでもしたら、俺は危うく変質者だ。危ないところだった。
俺は慌てて我に返り、再びあかねを観察する。
・・・今日のあかねは、肩の部分を紐で止めた固定するような形のワンピースで、背中がわりと空いているものを着ている。
背中部分にファスナがー無いところを見ると、両肩を止めているその紐を解けばそのワンピース、ストンと下に落ちるということか?
「・・・」
よし、試してみるか。
気になることがあったら、試さずにはいられないのが人間の性。
俺は何の躊躇もすることなく、あかねのワンピースを脱がせようと勝手に決め込む。
これは、そういう服を着ているお前が悪いんだぞ?あかね。
脱がされても仕方が無いんだぞ?
・・・俺は、一応は怒られた時の言い訳を考えながら、ソロソロとあかねの背後に忍び寄り、すばやくその肩紐を解いてやった。
でも、
「きゃっ!」
フサ・・・
肩紐は解けワンピースは少し下へとずれたけど、胸の部分で引っかかったのか、それ以上は布は下に落ちてくれなかった。
「・・・」
俺がその光景をじっと見ていると、
「何なのあんたは!子供じゃないんだから!」
ゴスッ・・・
あかねが俺の頭を拳で思い切り殴り、「もー・・・」と、解かれた紐を再び直している。
俺は殴られた頭をさすりつつも、目線はあかねのワンピースの胸元に釘付けだ。
「・・・」
・・・脱がせるのには失敗しちまったけど、
でも、胸がつっかえて服が脱げないだなんて。それはそれで嬉しいというかなんかいいなあ、というか。
・・・
「・・・はー」
俺は、ニコニコと表情を緩めながらワンピースを直しているあかねに抱き付いた。
「ちょっと!悪戯の次は痴漢行為!?」
「痴漢じゃねえよ、本人が嫌がってないし」
「何で分かるのよ」
「じゃあ嫌なのかよ?」
「べ、別にそんなこと・・・」
「ほらな?」
「なにがほらな?よ。単なるスケベなだけじゃない」
あかねはそんな俺にやれやれとため息をついていたが、観念したのか、俺に抱きつきながら脱衣所の扉へと手を伸ばし、一応中から鍵をかけた。
俺はそんなあかねを今度はしっかりと抱き寄せると、肩の部分で結ばれた紐を再び解いて、あかねのワンピースを今度はきちんと脱がせにかかった。

 


 


・・・うんうん、こっちも日に日に成長しているんだな。
緑が日に日に成長し、大地を潤し人の心を癒すように、日に日に成長しては可愛い姿を見せるあかねは、俺の心を癒してくれる。
あかねが鉢植えを毎日大切に育てるのなら、俺があかねを毎日大事に育てなくちゃ。いや、守らなくちゃ。


そんな風に生命の神秘と息吹、そしてたくさんの愛情?・・・を身近に感じる、とある日の午後。


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