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FBC2 8

あたしが熱を出したあの日から、三日が過ぎた。
いよいよ今日は、バスケットボールの春季リーグが開催される日だ。


あたし達は今日という日の為に、本当に厳しい練習をこなしてきた。この三日間はとくに、だ。
フォーメーションも何度も確認をして、コンビネーションも念入りにチェックして。
フリースローは絶対にはずさないようにって、練習が終わった後自主練で皆、何十本も打ってみたり。
それぞれが、今日という日に向けて普段の何倍も、自分で考えて練習量を増やしたりしてきた。
あたしに至っては、雑誌や本も読んでテクニックを勉強したり、とにかくバスケットだけに専念しようと頑張ったつもりだ。
そして・・・そうやって練習に集中すれば、「あの日のこと」もこの試合前の大事な時には考えなくて済むだろうって、そうも思った。
もちろん、あたしがそんな事を考えて練習しているなんて他のメンバーには言えないけれど。
・・・「あの日の事」。
それは、あたしが熱を出して寝込んだその日に起こった出来事。
お姉ちゃんのこと好きなくせにって、殆ど熱にうなされるような感じで呟いたあたしに対して、
現実か空想かも定かではないけれど、乱馬は一言言った。
「・・・違うよ」
と。
・・・
お姉ちゃんのこと、好きなくせに・・・それなのにそれってどういう意味なの?
知りたい。考えたい。
でも、今はその事に集中しているわけにはいかない。
だからそこから先を、今は自分で考えないように・・・意図的にあたしはそんな事を思って、必要以上にバスケットに専念しているのかもしれない。
だからってわけじゃない・・・とは思うも、この三日間、あたしは乱馬と一言も口を利いていない。
あの日看病をしてくれていたことに関してのお礼も、ろくに言えないまま。
もちろん、せっかく買った携帯電話の番号もメールアドレスも交換することもないわけで。
こういう風に何か話しづらい時ってきっと、メールアドレスとか知っているればちょっとしたメールを出せるんじゃないかなって思う。もちろんお礼だって、とりあえず伝えられるかなって。
でも、右京や良牙君、お姉ちゃんたちに聞けば乱馬のアドレスはわかるかもしれないけれど、 乱馬本人が依然としてあたしに自分のメールアドレスを教える気がない以上は、強引に聞き出すわけにはいかない。
それに、そんな風にして彼の電話番号やアドレスを知ってしまったとしても・・・心苦しいだけだ。
「・・・」
そんな事を考えていたあたしは、何だか気分がどんどんと落ちていくような錯覚に陥った。
気がつけば、大きなため息をついて俯いていた。
「あ・・・」
そんな自分の姿にあたしはハッと気がつき、反省をする。
「だ、だめよあたしは!落ち込んでいる場合じゃないのよ、今日は!」
・・・いけないいけない。こうならないために、あたしは特に必死に練習をしてきたんじゃないの。
言っている傍からこれじゃ、先が思いやられる。
あたしはパン!と両手で顔を叩いて気持ちを切り替えると、とりあえず今はその事は考えないようにと気を回しながら支度をして玄関へと向かった。
とそこで、
「あー・・・眠い」
「おはよう、お姉ちゃん」
「何その荷物…ああ、今日試合なんだっけ?」
明らかに昨夜、夜更かししたらしいなびきお姉ちゃんが、顔を洗ってもまだ眠そうな目をしょぼしょぼさせながら、洗面所から出てくるところに遭遇した。
「うん。初めての公式戦なの。お姉ちゃん、応援に来る?」
そんなお姉ちゃんにあたしは声をかけてみるも、
「なんであたしが休みの日なのに行かなくちゃいけないの。それにバスケなんて興味ないわよ」
あっさり振られてしまった。
誘っておいてなんだけど、お姉ちゃんはスポーツには殆ど興味がないみたいだ。
家でテレビを見る時だって、オリンピックの時以外はスポーツ番組を見ているところを見かけた事が無い。
それに、スポーツうんぬんの前に、お姉ちゃんはかなりの自由人。
部活だって入っていないし、それに休日にわざわざ学校の用事で出かけるなんて面倒くさい事はしたくないたいタイプなんだっけ。
それじゃあ誘うだけ悪いよね・・・あたしは誘った事を少しだけ後悔した。
その代り、
「あかね、お父さん応援に行こうか?」
そんなあたしに、試合に出かけるあたしを送りに玄関に来てくれたお父さんが、ニコニコとあたしにそう声を掛けてくれた。
でも、
「え、い、いいよ別に・・・」
あたしはそれには難色を示し、
「そ、そうかい・・・」
逆に、お父さんを落ち込ませてしまった。
・・・高校生にもなって、試合場に保護者が見に来るのは少し恥ずかしい。
お父さんには悪いけれど、思春期の娘特有というか何というか、少しだけ親離れしたい気持ちがあたしの中では先行していた。
とはいえ、春季リーグに参加するのは初めてだから、こういう試合に保護者が来るのかどうかなんて分からないんだけど。
でも、一昨年の春。あたしが中学三年になる年の、春季リーグ。
まだあたしがバスケなんてやっていなくて、格闘技だけやっていた頃。
「あかねちゃん、聞いてくれる?乱馬ったらね、応援には来なくていいって言うのよ。お弁当もコンビニで買うって。反抗期かしら・・・」
中学生最後の春季リーグに参加するという乱馬の応援に早乙女のおば様が行こうとしたら、乱馬が「保護者はみんな来ないから」って断ったことがあった。
おば様は数日前から楽しみにしていたらしく、そんな乱馬の態度にショックだったみたい。
しかもお昼のお弁当をせっかく張り切ってたくさん作ったのに・・・と嘆いていたので、
「だったらおば様、私が行きますよ」
「あかねちゃんが?そう、それならお願いね」
保護者ではないけれど、
暇だったのでかなり軽い気持ちであたしがその日、おばさまの作ったお弁当を持って乱馬の応援に行ったんだっけ。
そしたら乱馬、
「な、なんでお前がいるんだよ!」
「だーって、保護者は応援に来るなっていったんでしょ?だから代わりに来たのよ。お弁当持って」
「な、何の代わりだよ」
「家族みたいなものじゃない。それより、あたしがせっかく来てあげたんだからがんばんなさいよ」
「・・・」
お弁当を持って観客席にいるあたしにものすごく驚いていたけれど、
「ちょっとあんた、コンビニでお弁当買ったんじゃないの?」
「あー、パンと牛乳な。美味そうだろ?やるよ」
「いらないわよ」
結局お昼だって、自分がコンビニで買ってきたものはあたしに強引に持ち帰らせて、
わざわざあたしが座っていた席までやってきて、そんなことを言いながら偉そうにおば様のお弁当を食べていた。
聞きもしないのにバスケのルールを話し始めたり、自分がいかに上手いかを説明してきたり。
挙句の果てに、
「俺を応援する声が小さい」
とか何とか、あたしの自分に対しての応援態度にもケチをつける。
あの時確かあたしは、
「あんただってあたしの格闘技の試合にくるとちゃんと応援しないじゃない!」
「してるさ。弱いのはおめーの実力」
「違うわよっ。あれは乱馬の声が小さいから、あたしが勝てないのよ。絶対にそう!」
「ほー、じゃあ試しに今日の俺の応援の声、でかくしろよ」
「何でよ」
「声の大きさで強さが決まるなら、おめーも俺の応援の声を大きくすれば俺だって勝てるだろ」
「あー・・・まあねえ」
「だろ?」
「じゃあ、午後の試合は誰にも負けないくらい一生懸命大声で応援するわよ。それ、試すためにも」
「そうしてくれ」
何だか騙されたような担がれているような気もしないでもなかったけど、あたしは乱馬とそんな会話を交わして、午後の試合はすごく一生懸命応援してやった。
そしたら乱馬、その日はチームとしても優勝しただけでなく、
一番最後の閉会式で春季リーグに参加した学生三百五十人の中から「MVPプレーヤー」に選ばれちゃったんだっけ。
「ほら、あたしのおかげじゃない」
閉会式が終わって解散した後乱馬と家に戻る最中、あたしがそんな事を呟くと、
「・・・まあなー・・・」
首から「MVPプレーヤー」記念で貰ったメダルを下げながら、乱馬は何だか嬉しそうな顔をして歩いていたっけ。
・・・
現在ではあたしも乱馬も同じ選手だから、こんな風にお弁当を持って応援しに行くことはないけれど、
親が応援するのとはまた、違うものなのかなあ?
でもあの時、応援にこれなくて寂しがっていたおば様の分まで応援してあげたから、きっと乱馬は頑張ったんだろうな。
・・・
お父さんには悪いけど、今回は気持ちだけもらって、あたし、頑張るわ。
お父さんの申し出を断りつつその気持ちに感謝しながら、あたしがそんな事を考えながら玄関を出た。
と、その時。
「あら?あかねちゃん、あかねちゃんも今日試合でしょ?」
「はい」
「乱馬はもうとっくに出て行ったのよ」
あたしが玄関を出た瞬間、丁度同じタイミングで早朝の道路掃除の為に家の外へ出てきた早乙女のおば様が、そう声をかけてきた。
「・・・やあねえあの子、同じ会場に行くんだから、一緒に行けばいいのに!ねえ?あかねちゃん」
「いえ・・・じゃあ、あたしも行って来ます」
「行ってらっしゃい、がんばってね」
「はい」
・・・今までの乱馬なら、約束もしないのに勝手にうちに呼びに来たり、示し合わせたように同じタイミングで家から出てきたりしたのに。
今日に限っては、もう出てしまったんだ。
まあ、ここ数日はあたしが意図的に避けている素振を見せたりしたから、例え一緒に家からでてもギクシャクはしたんだろうけど。
でも、何かそれを顕著に感じてしまったようで、何だか妙な感じだ。
・・・
あたしはそんな事を感じながら、とぼとぼと家を後にし会場である市民体育館へと向かった。














「あー!こっちこっち!」
「心配したで、あかねちゃん」
「もう、遅いですわよ」
「キャプテンが一番遅い、何事ね」
「よかった、寝坊したのかと思ったよ」
・・・あたしが体育館に着くと、うちのチームの面々がすでに、着替え終わって待っていた。
その傍には、男子バスケット部の面々も。もちろんその中には乱馬もいた。乱馬は怪訝そうな顔であたしを見ていた。
どうやら、乱馬が家を出るのが早かったのではなく、単にあたしが家を出るのが遅かっただけらしい。
体育館にある時計を見あげると、集合時刻の五分前だった。
一応は時間内だけど、キャプテンとしては早めにそこにいるべきだったのかも。
普段のあたしならそう思ったのかもしれないけど、色々と頭の中が一杯で気が回らなかったのか。あたしは少しだけ反省した。
「・・・」
反省しながらあたしは、チラリと乱馬のほうを見た。
乱馬は既にあたしの方を見ていたけれど、フイ・・・とすぐに視線を反らした。
あたしもそんな乱馬から視線を反らし、小さくため息をつく。
・・・もしかしたら乱馬は、いつものタイミングで外に出てこなかったあたしを、もう先に出てしまったって思ったのかもしれない。
避けられたと思っていたのかな。
そしたらあたしがこんな風に遅れてきたから、怪訝そうに・・・
実際は、ただ単に家を出るのが遅かっただけだったんだけど、
乱馬も最近、あたしと何かずれているなって、思ったのかな。
「・・・」
あたしはそんな事をぼんやりと考えるも、これではだめだと、慌てて首を振る。
そう、今のあたしは試合に集中しなくちゃいけないのだ。
色恋沙汰に尽力をしている暇は無い。
「ごめんごめん・・・」
あたしは急いでトイレで着替えを済ませると再び皆に合流し、マネージャーのゆかに、現在までの状況説明をお願いした。
広い体育館、たくさんの高校の選手がすでに集まっていた。
その敷地の一角で、あたし達風林館高校は男女共に陣取っている。
「今日は、学校ごと固まって場所をとるから、私達も男バスと一緒にこの場所で固まっているのよ」
「そうなんだ」
「春季リーグは、午前中は男子、午後は女子なんだって」
「え?じゃああたし達午後まで試合無いの?」
「そうみたい。でもね、こうやって午前からきて最初の男子部を応援するのが伝統なんだって。その逆もね」
「へー・・・」
試合当日まで詳しいタイムスケジュールもろくに知らなかったという、キャプテンにあるまじきあたしに、ゆかが丁寧に教えてくれる。
「東風先生は、学校の用事で少し遅れるみたいだから」
「そう」
あたし達のスケジュールだけでなく、先生との連絡もそつなくこなすマネージャーの鑑であるゆか。
ゆかはそういって、あたしに微笑む。
あたしはそんなゆかに感謝しつつ、
「それじゃあ、男バスの皆にエールを送りますか」
「そうだね」
「よーし、皆集合!」
遅れて来た罪悪感と、あとは「応援するのが伝統」ならばキャプテンがそれをやらずして誰がやる?
ようやくキャプテンらしい仕事が出来る、とあたしはとりあえずホッとしつつ、ゆか以外のメンバーを自分の元に集めると、
「男バスの皆さん・・・まずは午前の男子の部。優勝目指して、がんばってください!」
皆を代表して、それぞれウォーミングアップをしている男バスの面々へと大きな声でエールを送った。
あたしの声の後に、他のメンバーも「頑張ってください」と声を揃えてお辞儀をした。
そんなあたし達のエールを受けて、
「あ、ありがとうございます!」
「よーし、がんばるか・・・」
・・・良牙くんを初めとして男バスの面々は、あたし達のそんなエールに嬉しそうな顔を見せてくれた。
これにはさすがの乱馬も驚いたのか、
「そ、その・・・ありがとう」
今度は男バスのキャプテンとして、乱馬は自分達にエールを送ったあたし達の前まで小走りに寄って来ると、うやうやしくあたしに向かってお礼をした。
「女バスみんなから、男バスへエールよ」
あたしが礼をした乱馬にそう言うと、乱馬はもう一度、「ありがとう」と今度はあたし以外のメンバーに御礼をする。
「がんばって・・・きっと男子は優勝よね」
あたしは頭を下げた乱馬にそういって、にっこりと微笑んだ。
すると、
「・・・まあな」
謙遜という言葉を知らない乱馬は偉そうにそんな事を呟きながら頭を上げた。
・・・そこで、三日ぶりにちゃんと目を合わせて話をするあたし達。
何だか不思議な感じがするけれど、「エール」を交わすという行為のあとのせいか、妙に意識をして顔を背けるとかそういうのはなかった。
乱馬と、短いけれど言葉をちゃんと交わせた事にあたしは少しホッとした。
「あのさ・・・」
「え?」
「その・・・」
その雰囲気を受けてか、乱馬があたしにそのまま何かを言おうとしていた。
何だろう・・・改まって。
あたしが乱馬のその言葉の続きを聞こうと彼に耳を傾けるも、
「皆さん、そろそろ時間です」
そんなあたし達の背後で、男バスのマネージャー・あかりさんがそう叫んだ。
時刻は、八時五十九分になろうとしていた。
九時から春季リーグの開会式が始まるので、そろそろ体育館中央に並ばないといけないのだ。
「あ・・・それじゃあ、もう開会式だから」
「あ、う、うん・・・」
結局は言葉の続きを聞けないままあたし達は離れ、
「じゃ、皆行こうか・・・」
陣取る場所は一緒でも、開会式で並ぶ場所は男女別。
あたしが女バスの面々を誘って体育館中央に向かおうと歩き出そうとすると、
「あかね」
乱馬が、そんなあたしにもう一度声をかけてきた。
「な、何?」
久し振りに自分の名前を呼ばれて、大きく胸が鼓動するのを感じながらあたしが振り返ると、
「ちょっと待ってろ。・・・男子、全員集合!」
乱馬が突然、男バスの面々をあたし達の前へと全員集めた。
そして、
「いつものあれ、やるぞ」
そういって、コホンと咳払いをする。
すると次の瞬間、男バスの面々とマネージャーのあかりさんが円陣を組み始めた。
どうやら男バスでは、大事な試合前になると皆で円陣を組んで気合を入れるのが伝統らしい。
「へー、試合前にはいつもやってるのね」
「うちらも何かしよか?」
「それいいですわね」
「誰か、考えるよろし」
それを見ていた女バスの面々が、少し羨ましそうにそんな事を呟いた。
確かに、円陣組んだりして皆で士気を高めるなんて素敵だ。
今日は間に合わないけど、今度からは女バスもこういうの考えなくちゃ・・・あたしは乱馬達を見ながらそんな事を考えた。
・・・でも、男子が円陣を組むのにどうしてあたしが呼び止められるの?
あたしがそんなことを思い首をかしげていると、
「お前らも入れよ」
そうやって皆が円陣を組んでいる輪に自分も入ろうとしながら、乱馬があたし達にそんな声を駆けてくれた。
「え、いいの?」
「弱くたって一応は風林館高校バスケ部だろ」
「弱いは余計よ」
一応は憎まれ口を叩くも、こんな風にあたし達も誘ってくれるなんて嬉しい限りだ。
あたし達は男バスの円陣の輪に混ぜてもらうと、



「春季リーグ…五回勝てば優勝だ!」
「おう!」
「FBC・・・ファイト!」
「おー!」


試合の前に円陣組んで、チーム全員で士気を高める。
少しだけ裏返った乱馬の声に答えるように、あたし達は叫んだ。
あたし達がそんな事をやっている、開会式が始まりそうなその時間帯、他の学校もそれぞれ集まって円陣を組みはじめた。
中には、「風林館には負けねえぞ!」なんて叫んでいる高校もある。良く見るとそれは真之介君達の青陵学園高校だった。
体育館の中には、あっという間に数百名の学生達の異様な気合や声が飛び交うようになり、異様な盛り上がりの波を作り出したまま・・・いよいよ春季リーグの開会式が開催されようとしていた。





いよいよ本当に、春季リーグが始まるんだ。
円陣を組んだ中で見回した皆の顔は、どれもこれもこれから始まる試合に向けて輝いていた。
今日のために練習してきたんだもの、
悔しい思いをして、それをばねにがんばってきたんだもの・・・今日その練習成果を出さなくてどうするの!
「・・・」
皆で中心に向かって差し出し重ねた手。
部員は男女合わせてニ十人以上いるのに、なぜかあたしの手を覆い被せるように重ねていたのは・・・乱馬の手だった。
子供の頃よりずっと大きく成長したその手は、軽くあたしの手を掴むように、ふんわりと覆いかぶせられている。
でも、今はそんなこと「何で?」「どうして?」「偶然?」なんて考えている余裕は無い。
あたしは、今あたしがやらなくちゃいけないことをしよう。
皆で差し出し重ね、そして合図とともに天井に向かって突き上げた手に残る微かな温もりを感じながら、あたしはそんな事を思っていた。

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