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鍛錬の庵

ディノバの町から一日近く沿岸部と森を抜けると、まるで「この世の果て」かのような殺風景な原野が姿を現す。
・・・コロンの助言を受け、船を待つ十日間の間に例の魔法の鍛錬でパワーアップを図るべく、一向は早々に出発した。
予想通り、ディノバの町からそんなに遠くない場所に目的の場所はあり、そこまでは魔物に会うこともほとんど無く快適に進んできた乱馬たちであった。
が、いよいよ目的地へつく頃になると、それまでとは一点、摩訶不思議な光景を目にすることとなるのである。

殺風景の原野を抜けたところに、突如小さな森と・・・岩に囲まれた不思議な空間が姿を現した。
岩の間には人が一人通れるくらいの隙間が開いていたため、一向は身体を細めてそこを抜ける。
岩をすり抜け中に入ると、そこはがらんとした空間になっていた。だが・・・良く見ると、岩の一部が光っている。
シャンプーが魔道具を使いそこを調べると、どうやらそこには隠された「扉」があるようで、
「・・・ディザベル!」
その扉に向かい、ムースが何やら聞きなれない呪文を唱え左手をかざした。
どうやらその呪文、見えない扉や空間を開く呪文のようである。
ムースの左手から発せられる魔法の効力で、すぐにその見えない扉は開いたようだ。
ムースが再び左手をかざし、今度はその部分に直接に触れると・・・なんと、目の前にあるのは岩のはずなのに、まるで水を含む粘土のように、岩は変形してムースの手を包み込んだ。
どうやら、中に入れる状態らしい。
少し抵抗はあるものの、乱馬たちはその開いた入り口から岩の中へと入り、念のため内側から外部とのつながりを絶った。
そして、中に入ったその空間から、まっすぐと一路奥へと歩き続ける。
岩の内部に広がる空間には、外部からでは分からぬ「地下へと続く道」があった。地下へと続く、と分かったのは、明らかに地面を傾斜しているように進んでいるからであった。
シャンプーの魔法でたいまつ代わりの火を灯し、一向は足元に注意を払いつつ進んでいく。
・・・それから、特に魔物の気配もしないその空間を、半時ぐらいは歩いただろうか。
乱馬たちはようやく先に明かりを見つけ、そこへとたどりついた。
すると、

「なっ・・・なんなんだここは!?」
「まるで、町あるな・・・」
「地下にこのような場所があるとは、一体どうなっておるんじゃ」
「すげえ・・・」

良牙・シャンプー・ムースそしてタクトが、そう呟いたままその場に立ち尽くしている。
無理もなかった。
森の中の岩場の地下道を抜けた先に、何故か地上よりも反映した「町」のような佇まいが広がっていたのだ。
地下のはずなのに、まるでそこに空が存在するかのような上部の青い空間。
カラフルで規則的に立てられている家。石畳の道の脇には街路樹があり、そして・・・その中央には噴水のようなものまで設置されている。
とはいえ、そこに人影は無く、それに…

「・・・これは・・・魔法?」

見た目は、立派な町。だが、実際にその家も、街路樹も噴水も手で触れようとすると消えてしまう。
そう、今乱馬たちが眼にしているのは「幻の町」の光景なのだ。
一体誰が、何の為に地下空間にこんなものを?
大体ここは、何なんだ?・・・乱馬たちが、それぞれ近くにあるものに触れようとしては触れることが出来ずに戸惑っていた、ちょうどその時だった。

ヴォン…

五人の背筋に、強大な魔力の気配が走りぬけた。
「!」
五人はすばやくそれぞれが背を合わせ、それぞれの武器に手をかける。
まるで、この間ラヴィと対峙した時のような、魔力の強さだった。あまりに強すぎてそれが何なのかも分からないが、
ただ一つ言えるのは、禍々しいほどの悪しき「気」ではないということ。
どちらかといえば、澱みなく澄み切った魔力の強さといおうか・・・いずれにせよ、今まで感じたことのない種類の、でも強い魔力を乱馬たちは感じたのだった。
「これ、魔物ではないある・・・でも油断は禁物ね」
シャンプーが、背中に背負っていたぼんぼりと、片手には呪符のようなものを構えながら呟く。
「しかし、この気は何じゃ?こんな魔力、感じたことがない・・・」
ムースも、服の中に隠し持っている暗器と呪符を構えながらそうぼやくも、
ただ一人、
「・・・この感じ・・・」
・・・タクトだけは、念のため剣を構えつつもそんな事を呟いていた。
「おい、何か心当たりがあるのか!?」
そんなタクトに、バンダナをブーメランのように飛ばすべく構えていた良牙が尋ねる。
タクトは一瞬何かを考えていたようだが、
「・・・良く分からないが、この感じは、ちょっと似ている・・・」
「だから、何に似ているんだよ!」
「まだ、アイツが『兄さん』だった頃、あかねに光の魔法・・・治癒ではなく攻撃魔法を教えている時に、『こういうことも出来るらしい』と何かの書物を見ながらあかねにやらせた、古の魔法の気の流れ・・・」
「!?」
「全く同じではないし、こっちのほうが全然強いけれど・・・似ている」
タクトはそう言って、自らが構えていた剣を下に下ろした。
・・・記憶をなくしていた頃、確かにあかねは真之介から「光の魔法」について説明を受けたり、講義を受けていたと言っていた。
その時に、タクトが感じた「魔法の気の流れ」に似ているという。
善と悪ははっきりとわかるけれど、善の中でも種類が分かれるというのか?しかも古の魔法とは一体?
光の魔法は、普通の魔法とは明らかに違う。時の魔法・光の魔法・闇の魔法は、他の四大属性魔法の上位魔法にあたるわけで、時の魔法の次にその所以も古い。
古の魔法、というと大体そのあたりの魔法に当たるわけではあるが、それに何か関係があるのか?
ただ、だからといって無防備に剣をおろすのは危険である。
「お、おい!」
そんなタクトに、乱馬は慌てて声をかけようとした。
が、次の瞬間・・・タクトの言っていることが正しいと、思い知らされることになるのである。

 

「!」
「い、いつの間に!?」

 

・・・いつの間に、そこに姿を現したのだろうか。
格闘技や魔術に長けている乱馬たちであっても、その存在を察知することが出来なかった。
なんと、乱馬たちの直ぐそばに・・・白いローブを身に纏い、そして大きな杖を手にした男性がいつの間にか立っていたのである。
切れ長の瞳に、銀色の髪。それとは相反した、ターコイズブルーの瞳。
その男性に乱馬たちが気がついたその瞬間に、乱馬たちが先ほど感じた「強大な魔力」が立ち消えた。
その代わり、その男性の圧倒的な「威圧感」を乱馬たちは感じていた。
魔物ではないにしろ、只者ではない。
乱馬たちはタクト同様、それぞれの武器を下ろしてその男性を見つめた。
男性は、乱馬たちの…いや、まずは乱馬の顔をじっと見た後、改めて他のメンバーの顔も見渡すと、
「・・・ここは、古からの魔法鍛錬場・鍛錬の庵。ここに訪れた者は鍛錬を受ける代わりに力を得ることが出来る。それなりの覚悟で、ここにきたということで良かろうな?」
静かだが、でも威圧感のある声でそう乱馬たちに問いかける。
「そうだ。俺達は、あかねを取り戻し、そしてラヴィがクロノスソードを作ることを止めなくてはいけない。だから鍛錬を受けに来た!」
乱馬はその男性にそう強い口調で言い返す。すると男性はそんな乱馬に対し何の表情も変えることなく、
「そう。ならば、試してやろう・・・ただし・・・」
といって、手にしていた大きな杖を一度天に向かって振り上げた。そして、勢い良く地面へと振り下ろす。
ドン!!
杖の先が、大きな音を立てて地面へとぶつかった。
するとその瞬間・・・

「!?」

乱馬たちは、その目を疑った。
なんと、それまで幻想的であまつさえ可愛らしくもあった町並みが一瞬で消え、その代わり・・・物々しい5つの岩の洞窟が現れたのだった。
洞窟の奥は暗くて何も見えず、それがどこまで続いているのかも分からない。
あまりの光景の変化に乱馬たちが言葉を失っていると、

「我が名は、ガーディアン。ターム殿が不在の今、この庵を守るのは我らの宿命・・・」
「えっ・・・タームが居ないって、どういうことだよ!」
「・・・さあ、選べ。命を落とすかも知れぬが、戻ることが出来れば計り知れない強大な力を手にすることが出来る道か、それとも命が惜しくてここから引き返す道か」
「!」
「さあ、選べ」

男性・タームがターコイズブルーの瞳を光り輝かせながらそう乱馬たちに告げた。
コロンより聞いていた魔導士・タームが居ないというのは誤算だったが、
だが、乱馬たちがここに来た目的は勿論、短期間でのパワーアップと、

「ちょっと待ってくれ!俺達は…!」

そう。
乱馬達はパワーアップも勿論だが、ラヴィがクロノスソードを万が一生成してしまった時の最後の切り札になり得る、例の「エクスカリバー」の入手も考えていたのである。
乱馬がガーディアンにそう主張しようとすると、

「・・・案ぜよ。全ては判っておる」
「!?」
「それに…もしもお前達が鍛錬を受けるというのならば、たとえばお前・・・」
ガーディアンはそう言って、タクトを杖で指した。
「・・・お前は、大地の魔法の使い手でもあり、剣士でもある。お前は大地の守人(アースガーディアン)の修行場へと誘ってやろう」
「アースガーディアン・・・」
自分の素性を全く述べていないのにも関わらず、自分のことを言い当てられたタクトが表情をこわばらせている。更に、
「お前。お前は火属性の魔法の使い手。お前には、火の守人(フレイムガーディアン)の修行場を誘おう」
「!」
「お前は水属性の魔法の使い手。お前には、水の守人(アクエリアスガーディアン)の修行場を誘おう」
「なんと・・・!」
シャンプー、ムースにも的確にそのような指示を出す。これにはさすがの二人も驚いたようで、声を失っていた。
更に、
「お前は、風属性の武器を使って攻撃する格闘家のようだ。ならば、風の守人(インテリペリガーディアン)の修行場へ誘おう。案内人を用意する」
・・・と、なんと良牙の方向音痴までも見抜いた発言をする。
良牙もここまで言われると反論の仕様がないようだ。
そして最後に、ガーディアンは乱馬に向かってこういった。

「そしてお前・・・お前には、時の鍛錬を受けてもらう」
「時の・・・鍛錬?」
「どうやらお前は・・・エレーナとルキアが成し得たことをしようとしているようだ」
「!」
「その意思が本物ならば、それを行なうにふさわしい者かどうかを見極めねばならぬ」
ガーディアンはそういうと、乱馬から一旦視線をはずしそれ以外の四名に視線を移した。
それは、乱馬以外のメンバーに鍛錬を受けるかこの場を去るかの選択を促すものであった。

「…」

…無論、四人にしてみればその答えはもう決まっている。
そのためにここに来たのであるし、逃げ帰って命を大切にしたところで、ラヴィに殺されては意味はない。
それに。

 

『・・・お主達にだけ、話がある』

…実は、今朝方宿を出る前に。
王子でリーダーでもあるはずの乱馬であるが、宿屋へ「宿泊はこのままするが何日か留守にする。お金は先に払っておく」と説明をする係を決めるじゃんけんに負け、一人部屋から居ない時間があった。
それを見計らってか、それとも必然的にじゃんけんの運命を弄られたのか。
乱馬が部屋からいなくなると同時に、残された四人に突如コロンが通信を求めてきたのだった。
突然のことで驚いたものの、きっと何か用があってのことだろう…そう思ったシャンプーが、残りのメンバーにも見えるようにコロンの顔を壁にと映し出してやると、
『いよいよ出発じゃな。鍛錬は厳しいかもしれぬが、打ち勝てば強大な力を得ることが出来るはず。頑張れよ』
コロンは、四人に向かってそう声をかけた。
そして、
『…お主らが強大な力を手に入れるということは、いよいよラヴィとの最後の戦いも近づいてきているということ。その力を、最後の戦いに役立ててくれ』
「勿論ね」
『そこでじゃが…』
コロンはそう言って、一旦大きく深呼吸をした。そして表情を改めて四人を見ると、
『…最後の戦い、ということはつまり…今までの戦いとは比べ物にならぬ苦難も迎えるじゃろう。お主たちは、いずれその手に入れた強大な力を…王子にすべて託す瞬間が来るかもしれぬ。ここから先に進むということは、その覚悟をしていないとならない』
そう言って、口を閉ざした。
四人はその言葉を聞き、改めて背筋を正す思いに駆られた。
そう。強大な力を手に入れるのは、ラヴィと戦うため。ということはつまり、これから迎えるラヴィとの最終決戦の為でもあるのだ。ラヴィは強敵だ。確かに、いくら強大な力を手に入れたからと言って、すなわちそれが勝利につながるとは言えない。いやむしろ今の状況では不利なのだ。
そうなると、コロンが言った通りに、その時は自分たちの力を乱馬に託して、彼の力を増幅させて戦わせるのが最適の方法なのかもしれない。
しかしそれと同時に…そうするということは、すべての力を乱馬に託すということ。
乱馬が勝つことが出来れば、きっと託した力は元の場所へと戻っていくことが出来るはずだ。
だが負ければ…乱馬も勿論だが、託した力も消滅する。それは言うなれば…
「…命を賭す覚悟があるか、ということじゃな」
…コロンの意を汲み、ムースが静かに呟いた。
そう。壮絶な戦いの中、すべての力を乱馬に託した時点で、恐らく四人はほぼ命を失うと同じような状態になるはずだ。
勝てば戻れる。だが、勝たねばそのまま命を完全に落とす。それでも、乱馬に賭けてその力を渡す覚悟は出来るか、とコロンは聞いているのだ。

「…」

部屋の中に、静かな時間が流れた。だが、
「…俺は乱馬の為じゃなくて、あかねさんの為に戦うんだ。少し癪だが、その為なら乱馬にこの力はくれてやる」
その沈黙を破るように、良牙がそんなことを呟いた。
口は悪いが、彼は一応王国騎士でもあるし、それに捕らわれのあかねを救いたい気持ちも強い。
どうやら、その気持ちに揺れはないようである。
そんな良牙に感化されたのか、
「…私は、私の愛する乱馬の為なら命、かけるのに迷いないね。それに…私たちが託した力を乱馬がどんなふうに使って戦うか…魔道士として見届けたいのもあるな。そんな余裕があれば、あるが」
「おらは、シャンプーの為なら命など惜しくはない。そのシャンプーがそうするならば、おらはそれに従うのみじゃ」
シャンプーとムースもそんなことを呟いた。
この二人も、なんだかんだ言って覚悟はできているようである。
残るはタクトであるが…彼の場合はこの旅に出るきっかけとなった事情が乱馬達とは違うため、そこを無理強いするのは酷なことである。
なので、良牙・シャンプー・ムースはともかく、コロンはタクトのことを案じてこのような話をしたのだった。
が、
「…俺は…カタルのじいちゃんやリオ、それにじいちゃんをあんな目に遭わせたアイツをどうしても許せない。だから、こうしてここにいるんだ。アイツを…アイツを倒す為に俺の力が必要というのならば、勿論構わない」
その代わり、絶対に倒してもらわないと困る。タクトはそう言って、コロンをじっと見つめた。
タクトもその思いに揺るぎはないようである。コロンはそんなタクトに「ああ、そうじゃな」と優しい表情で頷くと、
『…皆の気持ちは分かった。王子は幸せじゃな。とにかく…いずれその時が来るやもしれぬ…ということだけは忘れるでないぞ』
そう再び四人に向かって語りかけ、そして…消えた。

「…」

部屋の中には、再び静寂の時間が流れた。
…恐らくコロンが今話したことは、遠からず本当に起こりうることなのだろう。
突然その時に選択を迫られるよりも、予めそういうことが起こりうると知っておいた方が気持ちを決めやすいと。コロンが配慮してこのように四人に話してくれたのだ。
四人はコロンに感謝しつつも、
鍛錬場に行くということは、いよいよ本当に最後の戦いの時が近づいてきたということであり、
そしてそれは…自らの命を賭す瞬間がある可能性が高いということも自覚せざるを得ないということなのだと、改めて自らに言い聞かせるきっかけとなった。

自分たちの気持ちに、迷いはない。だが、少しだけ怖い。

どんなに腕の良い魔道士でも、格闘家でも剣士でも。まだまだ若い青年たちにとってそれは、自然な感情なのだ。
四人は自分たちが選択したこれから進む道を、そしてその先に待つ運命を改めて考えさせられたのだった。

 

 

今朝の出来事もあり、この鍛錬場で力をつけることがどういうことに繋がるのか。
四人はそれを重々理解していた。
どうせ命を賭すならば、勝てる可能性を残して賭したいものだ。
その行為が全く怖くないと言ったら嘘になる。だが、やらなければただの犬死になる可能性の方が高い。

 

「…鍛錬、うけるある」
「おらもじゃ」
「俺も」
「…俺も」

まずは、乱馬以外の四人がガーディアンに向かってそう返答をした。
するとそれを受けたガーディアンは、
「よかろう。では…それぞれ、岩窟へと進むがよい。岩窟の奥の岩扉に触れた瞬間に、鍛錬は始まる。鍛錬が終わった瞬間、岩窟は消えてこの場所に戻ることが出来るだろう」
そう言って、四人に杖を使いそう指示をした。
「…」
四人は緊張した面持ちで頷くと、ゆっくりと、薄暗い岩窟へと歩を進めていく。四人の姿はあっという間に見えなくなり…そして、辺りに静寂な時が流れる。
それぞれの鍛錬は始まったのだろうか?それさえもわからない。
皆は、無事なのか…確かめるすべは全くない。
「皆…」
一人取り残された乱馬が、四人の入っていった岩窟を見つめながらそう呟くと、
「…さて、お前。お前には時の鍛錬を受けてもらう」
そんな乱馬に対し、ガーディアンは静かな口調でそう呟いた。
そして、
「他の者は四大属性魔法の鍛錬場へ向かった。だがお前は…時の狭間での鍛錬を受けてもらう」
「時の…狭間?」
「そうだ。時を操るものと戦うためには、時を超える強い意志を持たねば戦うことは出来ぬ」
「時を超える…強い意志?」
「過去に捕らわれず、未来を信じ真実を見抜く心と目。それに耐えられねば、お主らに勝ち目はない」
ガーディアンは意味深な言葉を呟くと、乱馬に最後五番目の岩窟へ続く道を誘った。
乱馬は素直にそこへと向かう。
ガーディアンはそんな乱馬に対し、再び静かな口調で語りかける。
「…真実を見出しそれに打ち勝った時、時の鍛錬は終わる。それを忘れるな」
ガーディアンはそう呟くと、それ以上は何も語らなかった。
乱馬は、まだよく意味の解らないその言葉を受け止めつつ、一度大きく深呼吸をした。
そして、いよいよ鍛錬を受けるべく岩窟の奥の岩扉にゆっくりと手を触れたのだった。

 

五人の鍛錬は、こうしてスタートしたのだった。


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