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パンダシリーズ@親子風鈴

「ね、ね、見てみてこれ!」

扇風機の前に陣取っていた俺の肩をバシバシと叩きながら、あかねが突然言った。
「ん?」
俺があかねのほうを見ると、あかねの頭上には、何だか風変わりな「パンダ」の風鈴と、
『涼』
そんな一文字が書かれた紙がぶる下がっていた。
「なんだ、それ?」
俺が尋ねると、
「このパンダ風鈴はね、商店街で売ってたから買ってきたのッ。これよりももう少し小さい風鈴も一緒に買ってきたのよ」
「へー」
「でね、この紙ッ。涼しそうでしょ!?」
「…は?」
「だから!もう、風流がわかんない男ねッ。
この暑い中、チリン、ってなる風鈴に、「涼」の文字…それだけで涼しくなったような気がするでしょうがッ」
あかねはそう言って、懲りずにもう一つ買ってきたと言うパンダ風鈴(小)にも「涼」と書かれた紙を紐でくくりつけている。
「あのなあ。「涼」って書かれただけで涼しく感じるんなら、扇風機もクーラーもいらねえだろうが」
俺はそんなあかねに半ば呆れながらもそんな事をぼやく。
が、あかねはそんな俺のぼやきなど気にも止めずに、
今度は自分の手元にあるパンダ風鈴(小)になにやら細工をしている。
「できた!」
「…ん?」
…出来上がったパンダ風鈴(小)には、何故か謎の物体がついている。
黒い三つの「○」に…「△」。
「なんだ、それは」
俺がいやーな予感を胸にそう尋ねると、
「おさげよ。見てわかんないの?」
「わかんねえよ」
「パンダ風鈴(大)がおじ様なら、パンダ風鈴(小)は乱馬ってことよ!」
「…ほー」
「名づけて、『親子風鈴!』ふふ、あたしってお茶目だわー」
あかねはニコニコ笑顔でそんな事を言いながら、パンダ風鈴(小)を(大)の横に飾ろうとしていた。

 

…あのなあ、あかね。
おめーがお茶目なのは分かった。
ニコニコしてるその顔も可愛いと思うし、俺のこと考えてその風鈴買ってきたのかなー、とか。
それを思うと嬉しいよ。
嬉しいけど…どうしても納得できねえことがある。
あのな?あかね。
『親子風鈴』。
アイデアはいいと思うぞ?パンダの風鈴なんて、珍しいもんな?
でもな?

 

 

…俺は、「パンダ」の息子じゃねえ!

 


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